FPファイナンシャルプランナー2級独学

公的年金制度の基本

公的年金制度の基本

  • 公的年金:強制加入…国民年金、厚生年金、共済年金
  • 私的年金:任意加入…企業年金(会社員が会社で任意加入する)、個人年金(会社員以外が任意加入する)

 

公的年金制度とは

公的年金制度は、2階建ての構造となっている。
まず、1階部分に国民年金(基礎年金)がある。この国民年金は日本に住所がある20歳以上60歳未満のすべての人が強制加入する。

 

さらに、会社員や公務員などは2階部分にあたる、厚生年金保険にも加入する。

 


イラストは、厚生労働省のサイトより引用。

 

平成27年に、共済年金(公務員などのための年金)が、被用者年金一元化によって厚生年金に一本化された。しかし、内容的には別物となっている。


公的年金制度の主な流れ(より理解するための豆知識)

現在の公的年金制度は、以下のような流れが背景となっている。

 

 

  • 大正11年:健康保険法がスタート
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  • 昭和17年:労働者年金保険法がスタート(現在の厚生年金=第2号被保険者用の保険にあたるもの。当時は、男子工場労働者しか加入できなかった。

    その頃は、一般的に長男が田畑や家業を継ぎ、次男、三男が外へ出された。

     

    よって、現在でいう第1号被保険者=自営業者に当たるような人々が有利で、会社員になるような人たちは不利だと思われていた。そこで、労働者向けの年金制度が先にできた。しかし、当時はほとんどの労働者が男性だったので、女性には加入できなかった)

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  • 昭和19年:厚生年金保険法に改称(女子や事務職員なども加入できるようになった)
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  • 昭和34年:国民年金法(無拠出)がスタート(雇われている人向けの年金=被用者保険に加入していない人向けに福祉年金として始まった。全額国庫負担)
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  • 昭和36年:国民年金法(拠出制)がスタート(国民皆保険のベースとなるもの。日本の社会保険制度のインフラが整った)

 

現在、どちらかというと第2号被保険者(会社員など)より、第1号被保険者(自営業など)向けの公的年金制度が手薄だといわれているが、以上のような流れが背景にある。

公的年金の給付内容とは

 

公的年金給付には、以下の3つがある。

 

  • 老齢給付:65歳から給付される年金…年齢を重ねて働けなくなったとき、賃金の代わりにもらえる。
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  • 障害給付:障害のある状態になったときに給付される年金…障害があり、収入を得にくい人が公的年金として障害給付をもらえる。
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  • 遺族給付:被保険者の遺族に給付される年金

老齢給付と障害給付は、重複してもらえない(ひとり1年金)。

 

 

国民年金

厚生年金保険

老齢給付

老齢基礎年金

老齢厚生年金

障害給付

 

障害基礎年金

1級、2

障害厚生年金

12級、3

障害手当金

遺族給付

遺族基礎年金

寡婦年金

死亡一時金

遺族厚生年金

 

自営業など(第1号被保険者:国民年金に加入している人)が受け取れる年金

会社員・公務員など(第2号被保険者:国民年金&厚生年金に加入している人)が受け取れる年金

老齢給付

65歳から給付年金

 

老齢基礎年金

老齢基礎年金

老齢厚生年金

障害給付

 

障害基礎年金

1級、2

障害基礎年金

1級、2

障害厚生年金

12級、3

障害手当金

遺族給付

遺族基礎年金

寡婦年金

死亡一時金

遺族基礎年金

寡婦年金

死亡一時金

遺族厚生年金

会社員・公務員の方が、自営業よりも、受け取れる年金給付が多い!

 

 

自営業など(第1号被保険者:国民年金に加入している人)と比較すると、会社員・公務員など(第2号被保険者:国民年金&厚生年金に加入している人)は、年金が「国民年金&厚生年金」という2階建てになっているから、受け取れる給付が多い。


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